日本にはない習慣で海外旅行の際に戸惑うのがチップです。
何かサービスをしてもらった時に渡すチップですが、習慣がないのでいくら渡したら良いのか、いつ渡したら良いのかなどで迷う事があります。
少しでも慣れない習慣のストレスを減らすためにも、ホテルのチップ相場や渡し方について知っておきましょう。
チップに関する海外の情報をまとめましたので紹介しますね。
ホテルのチップの相場はどれくらい?
ホテルにチェックインした時にまずチップを渡す機会がドアマンに対するものです。
ドアマンがタクシーや車から荷物を下ろすのを手伝ってくれた時に渡しますが、このときのチップの相場は1ドルから2ドル程度です。
荷物を部屋までは混んでくれた時には荷物の大きさや重さ、そして数によって変わってきますが5ドル前後を渡しておくなら間違いありません。
もしコンシェルジュにスポーツ観戦のチケットを手配してもらったり人気のレストランの予約を取ってもらったりする時には5ドルから20ドルを払うようにしましょう。
金額に差があるのは頼み事の難易度が変わる事があるからです。
簡単にできるレストランの予約もあればミシュランなどに載っていて予約がほぼ取れないレストランの予約もあります。
頼み事の内容が簡単であれば5ドルくらいで良いですが、難しい場合には高めのチップをはずむようにしたいですね。
ルームサービスを頼んだ時にはサービスをしてくれたウェイターに1ドルか2ドルのチップを上げるようにしましょう。
チップの渡し方はどのタイミング?
基本的にチップを渡すのはサービスを受けた後です。
サービスをしてくれてありがとう、という気持ちを表すのがチップなので、相手の仕事の後にチップを渡すと気持ちよく払う事が出来るでしょう。
もしチップのタイミングやチップの金額が分からない時にはホテルの人に相談する事が出来ます。
これは恥ずかしい事では無いですし、ホテルの人も親切に教えてくれます。
チップを渡す時に気をつけたいのは財布からお金を取り出すことです。
海外の人たちはチップを渡す時に財布を見せるというような危険な事はしません。
財布を見せるとひったくりやすりの危険がありますし、ぼられてしまう事もあります。
スムーズにチップを渡すためには小額紙幣をポケットの中に入れておいたりマネークリップでまとめておいたり出来ます。
ドアボーイやベルマン、さらにはウェイターなどにはサービスを受けた後にチップを渡す事を覚えておきましょう。
チップは面倒くさい?
慣れないチップの事を考えると何でこんな面倒くさい習慣があるんだろうと思うでしょう。
チップの考え方というのはサービスは有料であると言う事です。
日本はおもてなしの文化なのでサービスはあくまでも無料という考え方です。
しかし、海外の特に欧米ではサービスは商品という考え方なのです。
良いサービスをされた時にそれを買ったと言うことでチップを置いてくるのです。
海外のホテルに泊まった時はチップは必ず払うということを覚えておきましょう。
チップを受け取る事によって、基本給が安いホテルのスタッフは生活をしていく事が出来ます。
チップを払わない事でクレームが付く事はありませんが、連泊する時などは日に日にサービスの質が落ちてきます。
レストランの隅の席に案内されたり車から降りた時にすぐにポーターが来なかったりすることがあるのです。
反対にチップを良いタイミングで適切な額を支払っていると、日に日にサービスの質が上がっていきます。
せっかく海外ホテルに泊まるのですから気持ちよく過ごしたいですよね。
まとめ
海外ホテルでは常識であるチップの相場は2ドルから5ドルと考えておいたら良いでしょう。
チップの渡し方はサービスを受けた後のタイミングで払う事と、財布では無くポケットから支払う事でした。
サービスは有料であるという文化がチップの背景にはありました。
日本人にはなかなか慣れない文化ですが、柔軟に対応してチップの効果を実感しましょう。