海外のホテルにはフリーWi-Fiのサービスが定着しています。
簡単にインターネットができるので宿泊客に人気がありますし必要とされているサービスです。
しかしこのフリーWi-Fiのサービスには危険がある事も覚えておかなければなりません。
危険を経験しないで安全に観光を楽しんだり海外旅行を成功させたりするためにはどうしたらよいのでしょうか。
フリーWi-Fiのサービスにどんな危険があり、どのように気をつけて使うべきかを調べてみました。
海外ホテルでネットが危険な理由
フリーWi-Fiというのは基本的に誰でも利用出来るものです。
そのために情報が暗号化されておらずセキュリティがとても甘い状態です。
誰でも簡単に通信の内容を見る事ができてしまうのです。
パスワードがあるので大丈夫なのではないかと思われるかも知れませんが、パスワードがあるから通信の内容が見られないと言うことでは無いのです。
送受信されているデータ情報は他からチェックする事が出来てしまいます。
つまり、どんなページを見たかが知られてしまうだけでは無く、メールのパスワードやSNSのパスワードなども見られてしまうのです。
一番気をつけなければいけないのはクレジットカードの暗証番号や銀行の口座とログインパスワードが知られてしまう事です。
最近はSNSのパスワードがフリーWi-Fiでバレてアカウントを乗っ取られたというケースも増えていますので十分に気をつけなければなりません。
注意してWi-Fiを利用する方法
どのようにしたら注意してWi-Fiを使う事が出来るのでしょうか。
まずはフリーWi-Fiを使う時は個人情報が含まれるようなサイトにアクセスしない事です。
ネットバンキングなど銀行やクレジットカード情報を使うようなサイトを利用しないというのが大切な事です。
他の人に知られたくない情報はフリーWi-Fiで使わないようにしましょう。
どうしてもホテルの予約などのクレジットカードを使わなければいけない時はどうしたらよいでしょうか。
SSL通信を採用しているサイトを利用するようにしましょう。
最近はセキュリティの高いサイトが増えてきています。
どのようにSSL通信を使っているかどうかが分かるかというと、URLの先頭がhttpsになっているかどうかを確認しましょう。
インターネットブラウザのURLの欄にカギマークなどが表示されていたらセキュリティの高いページであると言えます。
SSL通信なら入力したパスワードがすぐに暗号化されるので安心です。
インターネットの安全は常に最新の情報を持っているかどうかにかかっています。
今日が安全でも明日は脆弱性が発見されているかも知れませんので十分注意したいと思います。
超安全にWi-Fiを使う方法はあるの?
VPN技術を使うなら危険を心配せずに海外でWi-Fiを使う事が出来ます。
このVPN技術は見ているページに入力した情報を暗号化するSSL通信とは違い、通信データそのものを暗号化させます。
誰も自分が見ているページを解読する事が出来ないのです。
VPN技術を利用したいときには無料で提供されているVPNサービスを設定して使う事が出来るでしょう。
または日本にVPN機能を持ったルータを設置しておいて日本のプロバイダを通しネットをする事も出来ます。
短期旅行を何度もするような人にはおすすめの方法です。
別の方法は海外で使うパソコンに通信をVPN化するソフトをインストールすることです。
この方法はソフトを入れるだけで面倒なセットアップなどせずに通信をVPN化してくれるので便利です。
ソフト自体はあまり高くないので始めやすい海外Wi-Fi対策と言えるでしょう。
まとめ
海外のホテルでは当たり前のフリーWi-Fiのサービスですが、気をつけなければいけない点がいくつかありました。
他の人から通信内容を見られる可能性がありましたのでセキュリティの意識を高く持つ必要があります。
クレジットカードの情報や銀行の情報を入力しないようにしましょう。
もしそれらの情報を入力する必要があるならSSL通信を採用しているサイトを使うか、VPN技術を使ってインターネットをするかにしましょう。
ここで紹介したポイントを活かしながら安全な海外旅行をしてくださいね。